ときめきを追いかけて。

地に根を張る年。

留学して気づいた/再確認した、人生を楽しむために大切な20のこと(日常生活編)

年度末が近づいてきて、ストレスレベルが平常的に高い今の自分から、秋に学校に帰ってきて“新しい”にわくわくしているだろう自分へ、再喝のために。

 

“新しい”は麻薬だ。

初めてだから難しくてできなくて習得するまでに時間と体力が必要なのは当たり前と自分を騙す。今までにない経験をたくさんさせてくれるという期待があるから、少々無茶しても頑張れる。身体も頭もついていかなくなっているのに、わくわく感でねじ伏せるから、なかなか限界を突破していても気づかない。

もちろんキャパを広げるのは大事なことなんだけど、無理するのとはまた違う。キャパというのは、少しずつ少しずつ、反省と改善を地味に繰り返していって広げるもの。先月の自分から今月の自分に飛躍的に成長、変身なんだことはまあさらさらない。だって新しい年になったって、あなたはあなたのままなんだもの。中身は何も変わっていないんだもの。今まで以上を自分に期待したって自分の首を自分で絞めるだけ。身体も心ももたない。だから五月病になる。いったん五月病にかかっちゃうと何もしたくなくなる。そうして何もしなくなった期間にどんどん置いてかれる。頭の片隅ではやらなきゃやらなきゃと思い続けることが負担になる。ストレスになる。気づいた頃にはもう手遅れで、もういいや次からで、と諦めてしまう。

 

前置きが長くなったけど、留学して気づいた/再確認した、人生を楽しむために大切な当たり前なんだけどなかなか普段気にしていないことの日常生活編を今回は書こうと思う。

 

1)健康第一

もうまさしくこれに尽きる。

こっちに来てから何回も風邪をひいた。一歩踏み出すたびに身体を大きく揺さぶられているような感覚に陥るような酷い頭痛や、目の前の世界が半透明になるような目眩、何も飲み込めなくなるくらい痛い喉、息ができなくなるような鼻づまり、朝の5時まで寝付けないほどの酷い咳、体力を一気に奪う高熱。

それでも授業には行かなきゃいけない。容赦なく出される課題だって、言い訳せずにこなさなきゃいけない。もし教授が人道的で期限を猶予してくれたとしてもせいぜい1日、2日。休むのは勝手だし、課題をしないのも個人の全責任だけど、今度は取り返すのが大変で、その次の週はずっと寝不足になる覚悟をしなきゃいけない。

だから、健康はほんとうに大事。しっかりとした睡眠も大事。頭が冴えているだけで、集中力や回転速度が大きく変わってくる。

 

2)野菜と果物のパワーを信じる。そして時には断食も。

アメリカに来て、なんて小麦とチーズに溢れた国なんだろう!と改めて驚いた。グルテンフリーやベジタリアン、ビーガンの人はきっと日本よりもずっとたくさんいるのに、食の選択肢が少なすぎる。

日本の昔の人は旬のものを選んでたくさん食べなさい、とわたしたちに教えてくれた。七草粥や、冬至に食べるかぼちゃ、秋分に食べるサンマはその名残。それは、人間は自然と共に生きているから。情報とテクノロジーに溢れた現代社会に住んでいるとついつい忘れがちだけど、でもわたしたちは自然の一部。だから、お肉を食べるのを否定しているわけではないのだけど、少なくともポテトチップスやハンバーガー、ピザは少し横に置いて、代わりに野菜と果物をもっともっと食べないと。

そして現代人は動かないのに食べ過ぎだ。腹八分目をしっかり守って、ちょっと身体が疲れているかな、と思ったときには丸々一日何も食べず、野菜スムージーとお水で過ごすのもあり。そしたら驚くほど身体が軽くなる。

 

3)お水は生命源。

こっちに来て3週間目に、脱水症状で病院に運ばれた。保険に入っていたことが幸いして50ドルしか払わずに済んだけれど、もし入っていなければ、6000ドル払わなきゃいけなかったところだった。というわけで、経済的理由がひとつ。

あとは周りで常に生き生きしている人たちを見ていると、みんなお水を片手に持っている気がする。人間の身体の80%はお水でできているんだから、常に循環させるのってきっと大事。

 

4)何を摂取するにもほどほどに。

わたしの場合はカフェイン。一時期、睡眠サイクルが狂っていて、一週間のうち3日間は2時間以下しか寝れてなかった。で、眠気をカバーするためにカフェインを大量摂取していたのだけど、ある日、心臓がぎゅーっと痛くなったり呼吸できなくなったり身体が震えだしたりしたから、それ以来頑張って睡眠を最低5時間は確保するようにして、1日のコーヒーの量も今までの半分以下に減らした。そしたら身体がとっても軽くなった。生きてるってひさしぶりに実感できた。というわけで、何を摂取するにも、しないにも、ほどほどに。

 

5)朝を丁寧に過ごそう。

朝ごはんを食べる。それだけで一日のエネルギー量がぐんと変わってくる。ゆっくり起きて、ストレッチをし、おしゃれなカフェに突然誘われても問題なく行けるような格好をすると、それだけで背筋がしゃんと伸びる。

わたしは自分が、着飾る必要はないけれど、TPOに合わせてきちんとしているときがいちばん好き。身体の調子は心の調子に、心の調子は身体の調子にあらわれる。そうやって少しでも自分のことを好きでいられる自分でいられたら、毎日が少し楽しくなる。そのためには朝の時間をゆっくり自分のために使うのって凄く大事。

朝活というのがしばらく前に流行ったけど、わたしはまだ個人的に実践している。その日にしないといけないことを確認したり、朝から誰もいない大きなコンサートホールに置いてあるパイプオルガンを弾いたり、自分のミスや相手に断られたという、夜に見たら落ち込んじゃって自己嫌悪に陥るような事実にきちんと新鮮な気分で向き合ったり、ニュースを追ったり。そうやって一日また“闘う”心構えができると随分気持ちの余裕の幅に違いが出てくる気がする。

 

 6)丁寧で優しくポジティブな言葉を使う

 

7)小さいタスクはさっさと片付ける。

これは人によるのかもしれないけれど、わたしは小さいことが気になっちゃうとさっきまでやっていたことを放り出して取り組みたくなるタイプだ。忘れようとTo Doリストに書き出しても、頭のどこかで気になっているから今やっている作業が進まない。それにTo Doリストが長くなればなるほどわたしのストレスレベルも上がってく。だから、小さいタスクはさっさと片付けちゃうのが鍵。

 

8)メールやお手紙の返信、お礼は最速で。

これも、やろうやろうと引き延ばしていると脳に悪い。よっぽどの天才じゃない限り、わたしたちは日々記憶を更新して、いらないと判断された情報はどんどん消されていく。こういうことたちって、ぽんっと消されていつの間にか忘れてしまってふとしたときに思い出して絶望感に浸ることになるか、あるいは、引き延ばしているがために他の重要な情報が脳からはじき出される。そしてこういうのって早め早めにすると周りがハッピー。そしたら信頼関係もきちんと築けて自分もハッピー。

 

9)大切な人へのプレゼントは早めに用意しておく。

何か急な用事が入って用意できないかもしれない。プレゼント選び・贈りが趣味の領域のわたしにとってこれは死活問題。だから早めに、丁寧に。

 

10)カレンダーに、自分のための時間をブロックで記しておく。

自分がしたいことを思う存分する時間、自分がしなきゃいけないことをする時間、というのを、もうブロックでとっちゃう。それをカレンダーに書いておく。で、そこには絶対予定を入れない。これ、凄く良い。24/7で誰かが絶対半径5メートル以内にいるようなこの環境のなかで、自分のための時間ってなかなかとれない。どうしてもミーティングが入ったり、頼まれ事の用事が入ったりしちゃう。だからもう最初から断る理由をつくる。そうしたら罪悪感なくすっきり断れる。

 

11)お気に入りの服を着て、靴を履いて、出かける。

5番と少しかぶるけど、でも外見から変えるのって意外と大事だと思っている。“素敵な靴は素敵なところへ連れて行ってくれる”というのはほんとう。いつどこでどんな出逢いがあっても素敵な自分でいられるように。

 

12)自分の好きなものを知る。ストレス発散方法を知る。

これまだまだ達成できていないことなんだけど、ほんとうに大事。食のオプションが限られていたり、決して快適とは言いづらいような場所に暮らしていたりすると、だんだん奥深くでのストレスレベルがどんどん上がってくる。普段は表面的な、よく寝てるか、とか、よく食べてるか、とか、課題がたくさんあるか、とかそういうところにしか目が行かないから気づかないけど、気づいたときにはもう時既に遅し。限界に達して、もぬけの殻になっちゃう。だから、早くストレス発散方法を見つけないと。

 

13)たまには情報を遮断する。

一度、あるきっかけで携帯を一日中手放さなければいけないことがあった。最初は携帯を持っていないことが不安で不自然で何度も確認したい衝動にかられたけど、しばらく経つと慣れてしまった。別に、不必要に繋がっていなくてもよかった。脳がその隙間時間を埋めるかのようにちゃんと動き出した。花の甘い匂いに気づいたり、鳥のさえずりが聞こえたり、今まで気づかなかった看板に気づいたり。思考も働きだした。そうやって一日終わってみて、それぞれが携帯を手にした瞬間、誰とも目を合わさず画面を食い入るように見つめているのが不自然で怖かった。怖かったけれど、すぐに自分もその一人となった。でも、ああやってたまには情報を遮断するのもいいのかもしれない。

 

 

14)日本の流行を追うのは諦めよう。

日本の流行はサイクルがとっても早い。消費文化だ。留学すると最低でも3、4ヶ月は帰らないわけなんだから、もう日本の流行を追うのは一旦諦めよう。何が流行っているか、どんなテレビ番組が面白いか、なんて、帰る頃には全部変わっているし、帰ってから興味があればそこでどっぷり浸かればいい。その代わりに、日本や留学先や世界のニュースを英語で追う。それだけで人生が少し豊かになる、とわたしは思う。

 

15)やらなければいけないことは、やる。やると言ったことは、やる。

留学すると、勉強以外にも、一人暮らししているようにいろいろやらなければいけないことが増えてくる。それだけじゃなく、ビザの管理や航空券の手配、インターンシップの確保、など、やらなければいけないことは山積み。でも別にそういうのってクオリティを求めなくていい。ただやればいいだけ。だから、やる。そしてその中で少しずつ、続けていける方法を見つける。

 

16)オンラインショッピングで買うものを制限する。

わたしはど田舎に留学していて車もないから、日用品から服、インテリアまでだいたい全部オンラインで揃えるけど、これも来学期からは少し控えようと思う。時間を浪費するし、何より、“センスの良いもの”に触れる時間を自分の中でつくってあげるというのが大事だと思うから、もう少し外に出て実際にお買い物したい。

 

17)美術館やコンサートには足を運ぶ。

芸術に触れよう、ということです。特にアメリカは学生だと入館料やチケット代が無料もしくは安いし、アート科の学生の展示会に行ってもいい、学校で開かれるレクチャーを聴きにいってもいい。とにかく自分の興味を少しずつ押し広げる。吸収する。

それだけじゃない。いつもと違う予定が入るっていうのはなんだか楽しい。“新しい”っていう麻薬を少し齧る感じ。そうしたらまた単調だった毎日に少し彩りが増える。

 

18)毎日何かを続けるっていうのは凄い才能だ。

でもだからこそ毎日何かを続けないといけない。

 

19)大きなタスクは崩して少しずつ取りかかる。

アカデミック編でも取り上げる予定のこれは、意外ってよく言われるけど、わたしの最も苦手なこと。全体像がぱっと見えちゃうからなかなか取りかからない。取りかかり始めると、細部にこだわるからなかなか終わりが見えない。ようやく終わりが見えると今まで頑張ったから、とまた放置する。そしてぎりぎりになって残りをささっと仕上げる。これは良くない。もちろん、精神的にも。

だから、崩す。最小限にまで崩す。例えば、新しい部屋に引っ越さなきゃいけない、となれば、まず、ごみ拾いから取りかかる。そんなレベル。いきなり段ボール箱で部屋を埋めてもどうしようもない。そしたら意外と簡単に終わっちゃう。

 

20)批判は受けとめる。批評は聞き入れる。そして良い方向にシフトするように努力する。