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ときめきを追いかけて。

地に根を張る年。

ナルシストな人って実は自分に一番厳しいんじゃないかと思った話。

良家出身のお金持ちと成金がどこか違うように、生粋のナルシストと成り上がりナルシストと勘違いナルシストは全然違うと思う。そして、(わたしの定義でいう、)成り上がりナルシストって、実は自分にいちばん厳しいんじゃないかと思う。


改めて定義を確認しようと、みんなのお手軽百科事典wikipediaに行ってみた。(ちなみに勘違いしている大学生のみなさんへ、wikipediaはレポート/ペーパーには、よっぽどのOPVLに即する理由が無い限りは使ってはいけません。)

ナルシシスムフランス語narcissisme)(英語 narcissism)あるいは自己愛とは、自己を愛し、自己を性的な対象とみなす状態を言う。
転じて「自己陶酔」「うぬぼれ」といった意味で使われることもある。


…ということだそう。


で、物心ついたときからナルシストでこれ以上良くなる努力をしない人を生粋のナルシスト、努力して変わった自分/変わっている段階の自分に酔っている人を成り上がりのナルシスト、努力している自分に酔っている人を勘違いナルシスト、とわたしは呼ぶことにする。



まあこの生粋のナルシストはきっと素材が良いんだろうな、と。小さいときからちやほやされて、このままの自分で良いんだ、と現状に満足してしまって努力しないタイプ。でもこの定義に沿うような人はわたしの人生で今まで見たことがない。居たとしたらむしろ友だちになりたい。どういう思考回路をしてるのかとっても興味がある。



勘違いナルシストは正直このままでは伸びしろがかなり少ない。努力している自分が好き。

スケジュール帳が(どんなにくだらない予定ででも)真っ黒に埋まっているのが好き。口癖は「また寝不足だよ〜。いやー困っちゃうな、これだから完璧主義は。」、愛用本は本屋さんの『これで世界がわかる!』コーナーに置いてあるような本や啓発本やビジネス本(それも、『成功者とは』みたいなテーマで書いてあって本屋さんで特集組まれてるもののそこまで売れてないようなもの)、口を開けばたった10日間1地域しか行ったことのない国のことをあたかも全て知ってるかのような口調で語るか若しくはバックパッカーや世界一周自慢、そしてそのわりに母国語以外の言語できない。できないんだけどなぜか大抵TOEICとTOEFLの区別もつかないまま、何の受験目的も無くどちらかの参考書を持ってる。

完全なる勝手なイメージだけど、わたしが今まで出会った、世間でよく揶揄される定義に収まる『意識高い(笑)学生』は本当にこういう人が非常に多かった。びっくりするほどに。これじゃあ何でもそこそこしかできない。自分の『好き』がいつまで経っても見つからない。だから自己啓発本に頼る。同じような人たちとつるむ。そうやって人生がどんどんつまらなくなっていく。いや、でも本人たちは自己陶酔しているからそれなりに人生楽しんでるのかも。少なくともわたしはこうなりたくないな、と思うけれど。



そんな中で、成り上がりナルシストは、上で述べたように自分に実はいちばん厳しいタイプの人間かもしれない。

常に良くなるように向上心を持って絶え間無くたゆまず努力をする。自分の悪いところをなおすためには自分のことを人一倍知っていなきゃいけない。自分の良いところを伸ばすためにも自分のことを人一倍知ってなきゃいけない。あくまでこれはわたしの定義内で話をしているけど、こういう人たちってきっと自己陶酔しながらもどこかで自分のことが大っ嫌いなんだと思う。だから努力する。自分のことを少しでも好きになりたいから。いつまでも自己陶酔し続けるために。元AKBのあっちゃんも某インタビューで言ってた。「自分のことが嫌いだから、自信がないから、努力するんです。」

自分に自信を持つためには周りより優れてる何かが必要になってきたりする。自分より数段優秀な人なんて世の中にはごまんといるけれど、要は気休めに必要なんだろう。(なんとも曖昧な定義だけれども)社会からまだ必要とされ続けてるという幻想を抱くために。別にそれが努力のモチベーションでも良いと思う。そうやって高みを目指すならとんでもない努力値が必要となるだろうし、そこまで努力するにはやっぱりある程度その対象に自分がときめいていないといけないし、そのなかで少しずつ自分の『好き』を見つけていって、その分野のエキスパートになっていって、どんどん雪だるま方式に人生が楽しくなるんじゃないかなーと思う。


自分に自信がない人もいる。それはほんとうにもったいない。自分のクオリティーくらい自分でわかっててあげないと。人に言われて気づくこともたくさんあるだろうけど、そうやって気づいたことを自分のなかに溜め込んでいって実生活にいかしていかないと意味がない。そうやって自分の良い部分も、もちろん悪い部分も、嫌味なく下心なくお世辞でもなく、素直に率直にストレートに言ってくれる友人があなたの周りにいるなら、その人たちのことは特別大事にしなきゃいけない。


成り上がりナルシストという聞こえの悪い言葉を、わたし実は結構気に入ってる。その理由は、人生楽しむためには、考え得る最高の状態で自分がきらきらするためには、自分のことを大好きで大嫌いでいなきゃいけないと思ってるから。だからまずは自分のことをよく見つめ直すところから始めないと、ね。この夏、わたしがすることのひとつ。