この夏インターンシップをやってみて見えてきた将来の道。

この夏のインターンシップは、ハワイ大学マノアキャンパスのCurriculum Research & Development Programにて。今日はそのCRDG全体が参加するスタッフミーティングと定年退職記念パーティーの両方に参加してきて、自分がお手伝いしているサマープログラムがほんとうにCRDGの末端でしかなくって、もっとたくさんのことを行っている場所だということを改めて認識した。時間だけはたくさんある夏休み、今後わたしはどうしたいんだろう、どんな道に進みたいんだろう、って最近ずっと考えている。あと2年しか無くって焦ってきた、というのもある。

ゆかさんは、どんな職種で、どんな風に働きたいと考えていますか?

こんなタイムリーな質問がきたから、最近の自分の頭の中を忘れないようにメモも兼ねてお答えしようかな、と思う。

 

どんな職種でっていうのはまだ正直ぼんやりとしか見えてない。

 下の記事に、【近めの将来の夢】【遠めの将来の夢】というカテゴリーでいろいろ連ねてみたのは先月の話。

それで最近ようやく結論にたどり着いた。

 

わたしはとにかく、システムづくり、システム整備がしたい。らしい。

 

小さいときから、自分が放り込まれている社会というぼんやりした枠組みや学校という社会の縮小版にうんざり、飽き飽きしてきた。別に誰が悪いとかそういうわけじゃなくって、なんだかこうやりきれない感。自分は歯車の一部でしか無いという感覚。幼いながらも、あーわたしがいなくても世界はまわるんだなー受け身でもなんでも関係ないんだなーって思ってた。

 

教科書一変通りの授業。それを何の躊躇いも迷いもなく受け入れていく生徒たち。年々増加する自殺者数。電車で見る疲れ切った顔をしたビジネスパーソン。出る杭は打たれる、とばかりに、同じ服を着て同じ靴を履いて同じ鞄を持った就活生たち。夢を断たれ、あるいは無くして、社会の隅っこで生きるかのように、細々と路上で生活している人たち。国籍は日本なのに日本人のアイデンティティーを全く持っていない人たち。見た目やご先祖で判断されてコミュニティーを追い出された人たち。

 

そういう人たちをたくさん見てきた。大人になるにつれて、自分がいかに恵まれているのかがわかるようになった。

 

アメリカに来てみて、リーガルエイリアンという立場になってみて、ジェンダーや民族問題にまともにぶつかって、自分が働く姿、子育てをする姿を具体的に現実的に想像してみて、女性の社会的立場が弱いことにもようやく気づいた。生物的な違いはもちろんあると思うし、わたしは伝統的なジェンダーロールを少し引きずっている部分もあるから、必ずしも完璧な男女平等が素晴らしいとは思わないけれど、でも女性として、女性だからこそ、強く心地よく生きていける社会づくりに貢献していきたい、とも思った。

 

イベント企画、メンター、マネジメント、という役割が好きなことも改めて大学で認識した。空間と時間の演出を考えて、人の配置をして、スケジュールを立てることが大好きだし自分でも得意なほうだと思う。

 

だから、将来は、まだ具体的な職種や職業は決めていないけれど、誰もが楽しく心地よく働ける職場づくりをするとともに、人の笑顔を直接見れるお仕事がしたいし、わたしが将来的には人材育成もしつつ、結果、社会というぼんやりとした枠組みのなかで、自分の人生の主導権を誰もが握れるような、そんなシステムをつくって、整備していきたいなって思っている。

 

あと、大好きなことがたくさんあるから、別にお仕事はひとつだけじゃなくて良いなーと思ってて。フリーランスででも、雇われでも、どんな形でも良いから、たくさん働きたい。今やりたいことをいろんな形で叶えていこうと思ったら、4つくらいお仕事を掛け持ちしなきゃいけなくなる。でもそれでも良いんじゃない。人生1回きりだし。

 

わたしは旦那さんと2〜3人の子どもたちに囲まれて将来は楽しく仲良く暮らしていたい。笑い声が絶えなくて、音楽に囲まれていて、休日にはBBQなんかしちゃって、自然といつも触れ合っていて、オーガニックで心にも身体にも優しいような、そんな生活がしたい。そのためには子育てをする環境ってとっても大事だと思っているし、それを一緒にしてくれる将来の旦那さんも素敵な人が良いなって思っている。家事はきちんとしつつ、子どもにしっかりとした教育を受けさせつつ、家に自分がこもっても成立するお仕事というのを、自分のために整えていきたいと思ってる。だってやっぱり子どもたちとはできるだけ一緒に過ごしたいし、旦那さんと子どもたちのために美味しいごはんを綺麗で居心地の良いお家で用意しておきたいもんね。

 

この夏のインターンを通して、そしてハワイというこの環境を通して、少し自分が進みたい道、切り開いていきたい方向、というのが見えてきた気がする。だから3年生の予定も変えるつもりだし、副専攻も追加する予定だし、冬休みの予定も変えるつもりだし、将来のための準備も早めに始めるつもり。

 

最近のわたしは、わたし自身の未来の可能性にとってもわくわくできていて、すごく気持ちが良い。このまま、今見えている景色をしっかり覚えつつ、手のひらの中にある大事なものたちを零さないようにしながら、ゆるーく走る3年生という1年にしたい。