ときめきを追いかけて。

地に根を張る年。

新しいソーシャルメディアLemonは、1+1を提供するサービスから脱却して進化するべき

大学・大学院に所属しているうちのわずか1%が人工知能による入会審査を通過して入会できると、新しいソーシャルメディアとして巷で話題になった、Lemon。
メンバーになると、毎朝人工知能がマッチしたおすすめのユーザーが紹介されます。
他にもメッセージ機能、スレッドがあり、ユーザーの意見を取り入れて機能を改良しつつ、すっきりシンプルなデザインを保っています。

 

 

でもお友だち数人と話していたのですが、何かが足りない、というか、違和感なんですよね。
いまいちしっくりこないというか、別にわざわざ使おうと思わないのです。
というわけで、何が原因なのか、今回はわたしなりにその違和感の正体を突き止めてみました。

 

その違和感は人からもサービスからも

まずLemonに興味がある人はどんな人なのか。
たぶん、かなりの揺れ幅があるんじゃないでしょうか。
ほんとうにいろいろ業績をあげていてメディアにも取り上げられるような人から、意識高い系(笑)と世間に揶揄される人まで。
そんな彼らをどう繋げていくのか。
どうやってwin-winの関係をつくりあげていくのか。
まずLemonはそこを考えないといけないと思うんですよね。

 

毎朝届く人工知能によってマッチされた人に、Lemonは、気軽にメッセージを送ってみましょう、とおすすめしてくれるのですが、はっきり言ってその先が見えません。

たとえば、昨日わたしにおすすめされたユーザーは、「〜なう」で有名になり、現在は弱冠大学生ながら、株式会社取締役を務める、うめけんさんでした。
そんな雲の上のような人に、わたしがメッセージを送っても何も生まれないと思うんですよね。
結局、前からお話ししてみたかったものの、今のわたしには何も提供できるものがなくて、腰が引けてしまってメッセージを送ることなく次の日に別のユーザーがおすすめされました。

自己紹介でもすれば良いじゃない、という声が聞こえてきそうですが、お互いを自己紹介して終わり?それなら別に他のサービスでもできます。

 

この先が見えない、というのは、スレッドでも一緒なんです。

 

だから、おもしろくない。

 

 

また、Lemonを使って経営者はどんなメッセージを発しているのか。どんなコンセプトを共有しようとしているのか。それも見えてきません。

 

どんなサービスだって、利用者は普段から経営者の意図を意識して使っているわけではありません。
そういうものは、意識的に刷り込まれているもの。
だけど、制作者はデザインや機能を通して、実ははっきり打ち出しているんです。

たとえば、Facebookは、友だちと繋がり自分の生活に入り込んでくるツールとして。
たとえば、Twitterは、インスタントな情報共有や自分が見たいものだけを見れるツールとして。
たとえば、Instagramは、生活の切り取り、そして最近は自分の個性をアピールするツールとして。

 

そういうコンセプトがユーザー内でしっかり共有されていないから、雰囲気が定まっていないんですね。
そしてこれから定まっていくのかも…今のままでは難しい気がします。

 

これからのLemon

Lemonは今までの出逢い系とは全然違う、とアピールしているのですが、今のままではほんとうに出逢いを提供するだけのサービスになってしまいそうです。

それよりも、きちんとコンセプトを確立して、プラットフォームを整えていったほうが良いですね。

今は、1+1を提供するサービスでしかないですが、これからは0から10がうまれたり、1を100にする場所になっていったら良いな、と思います。

 

 

そうなったらまた使おうかな。