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ときめきを追いかけて。

地に根を張る年。

フェミニズムと平等、について。

議論したいというわけではなくて、フェミニストの方々が目的としているものや価値観(適切な言い方かはわかりませんが)がよくわからないのでそれを知りたいなと思って先ほどの呟きをした次第です。権利や社会慣習における男女(もしくはLGBTも含むとすれば「個人」)の同権、平等を目指していると思うのですが、生物学的な違い(特に出産)を考慮した上で発達してきた社会システムについてはどう思ってらっしゃるのか、ということなど、どの程度の意味での平等を目指してらっしゃるのかがよくわからないのです。もちろんそれぞれの方の中で「平等」が指す意味が異なって当然だと思いますが、Twitterで見ている限りは「今のシステムで(少なくとも一部の人にとって)恩恵となっている部分はその性別の方全体で享受した上で、自由も保証しろ」と主張している方が見受けられるように思ったので、僕の中でも考えがまとまっていなくて申し訳ないのですが、「フェミニズム」というのが全体としてよくわからないのです。急に長文送ってしまってすみません。お忙しければご返事はいつでも大丈夫ですので! 

 

というリプライをいただいてから早数ヶ月。

返事はいつでも、という言葉にすっかり甘えてしまっていました…

 

次に更新する記事に非常に関連していることなので、わたしが理解している範囲でお答えしますね。

 

フェミニズムというものにも程度がありまして、

完全なる「平等」を目指しているフェミニズムから、質問者様の仰る生物学的な違いを考慮した上で発達してきた(少なくとも一部の)人々が恩恵を受けられる社会システムを土台としての「平等」を目指しているフェミニズムまであります。

 

完全なる「平等」を目指しているフェミニズムはですね、生物学的なことを最大限(悪い言い方ですが)無視しています。

簡単に言えば、機会だけでなく、結果まで平等にしろ、という主張ですね。

 

対して、現存する社会システムを土台としての「平等」を目指しているフェミニズムはですね、結果は同じでないかもしれないけれど、せめて機会を平等にしましょう、という主張です。

 

極端な例を出しますね。

たとえば、とてもしんどいけれどお給料が良い肉体労働の仕事と、お給料は少ないけれど比較的楽なお裁縫の仕事があったとします。

現存の社会システムでは、(多くの場合)本人の希望を聞く前に、生物学的な部分のみの判断で男性は肉体労働へ、女性はお裁縫の仕事へとまわされます。ちなみにこの生物学的な部分の判断が社会共通の認識になったものがジェンダーです。

これに対して、前者のフェミニストは(本人の希望を考慮することもありますが基本的には)男女関係なく平等にどちらかの仕事に振り分けられます。それが、前半肉体労働、後半お裁縫、なのか、くじ引きで決めるのかはわかりませんが、主張としてはそういうことです。

一方で、後者のフェミニストは、男女平等に公募して、応募してきた人たちの意見を元に仕事を割り振りましょう、というものです。だから、たとえば女性でも肉体労働を希望すればそちらの仕事へ、男性でもお裁縫の仕事を希望すればそちらの仕事へ、ということですね。

 

 LGBTQは、生物学的な議論からもジェンダーの議論からも少し違った側面からの議論になります。(これについては次の記事で紹介します。)なので、フェミニストの観点からだけで議論するには少し難しいと思います。