わたしを構成している本たち

物心ついたときには、暇さえあれば本を読んでいるような子だった、わたし。

登場人物や彼らの発言、想像の中の数々の場所に、大きく影響を受けていると言っても、全く過言じゃありません。

 

その中でも、「わたしを構成している」と言っても良いくらい、わたしの人生に大きくインパクトを与えた本たちを今回はご紹介します。

 

 

ひとりで、時には母を巻き込んで、何度も何度もシーンを再現した絵本。最後の2ページでいつも泣いちゃう。

きょうはなんのひ? (日本傑作絵本シリーズ)

きょうはなんのひ? (日本傑作絵本シリーズ)

 

 

この本と、

そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

 

この本は、当時8歳だったわたしにミステリーの楽しさを存分に教えてくれた2冊。ここから本格派ミステリー小説にはまっていきました。怪盗ルパンシリーズはミステリーとは認めない。

オリエント急行の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

オリエント急行の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

 

 

はやみねかおるさんの本は、どれも大好き。児童書なのに、格言がとっても多いのです。

そして五人がいなくなる 名探偵夢水清志郎事件ノ-ト (講談社青い鳥文庫)

そして五人がいなくなる 名探偵夢水清志郎事件ノ-ト (講談社青い鳥文庫)

 

 

 受験勉強時代に、例文で使われたことがきっかけで出会った本。文体が、青春そのものという感じで、大好きで、衝撃を受けて、母に頼んで、すぐに本屋さんに行って買ってもらった本。

夏の庭―The Friends (新潮文庫)

夏の庭―The Friends (新潮文庫)

 

 

がんじがらめになったわたしを解放してくれた本はこちら。大好きな格言は?と聞かれたら、真っ先に思いつくのが、この本のおばあちゃんのこのセリフ。

自分が楽に生きられる場所を求めたからといって、後ろめたく思う必要はありませんよ。サボテンは水の中に生える必要はないし、蓮の花は空中では咲かない。シロクマがハワイより北極で生きるほうを選んだからといって、だれがシロクマを責めますか

西の魔女が死んだ (新潮文庫)

西の魔女が死んだ (新潮文庫)

 

 

 丁寧に生きること、いのちを無駄にしないこと、周りに感謝し続けることを優しく示してくれる本。

食堂かたつむり (ポプラ文庫)

食堂かたつむり (ポプラ文庫)

 

 

あたらしいミステリーを探していたときに出会ったこの本は、すべてのレベルで衝撃的でした。人間の在り方を含め、哲学が丁寧に展開されているから、何度読んでもおもしろい。ウィットに富んだ表現、個性的なキャラクター、どこをとっても、涙が出るほど最高。

すべてがFになる (講談社文庫)

すべてがFになる (講談社文庫)

 

 

真っ直ぐさや青春の煌めきを見失ったときに読むと、いつも満たされる本。

風が強く吹いている (新潮文庫)

風が強く吹いている (新潮文庫)

 

 

 いつまでも等身大の自分であり続けるために。

夜のピクニック (新潮文庫)

夜のピクニック (新潮文庫)