2019年1月の読書
こんにちは!
2019年も12分の1が終わりましたね。早い。
1月はたくさん、貪るように本を読みました。
#2019年1月読書記録
— Y u k a 💐 (@yukakitajima) 2019年1月7日
(1) Yoko Tawada【The Emissary】https://t.co/2D5x6osJAM
日本語では『献灯使』として出版。モダニズムの小説にはまだ馴染みがすくなくて少しずつ創られていく世界観を前半は味わいながら、後半は視点が変わるなかぐるぐるとした感覚を味わった一作。日本語でも読んでみたい!
#2019年1月読書記録
— Y u k a 💐 (@yukakitajima) 2019年1月7日
(2) 穂村弘【もしもし。運命の人ですか。】https://t.co/VcPnPUXu2H
高校生の時に何かの拍子で著者のことを知って、本屋さんで立ち読みをした結果数ページで大好きになって2冊買ったうちの1冊。エッセイ好きにはたまらない軽妙な語り口とユニークな世界の切り取り方が味わえる。
#2019年1月読書記録
— Y u k a 💐 (@yukakitajima) 2019年1月7日
(3) 穂村弘【本当はちがうんだ日記】https://t.co/xdzaP3AxZw
当時2冊買ったうちのもう1冊。こちらは恋愛観ではなく、「なんとなく世界からすこしずれた感覚」を著者と共有しながら「うんうん、そうだよね」と読み進められる作品。穂村さんの世界観はクセになる。
#2019年1月読書記録
— Y u k a 💐 (@yukakitajima) 2019年1月7日
(4) 瀬尾まいこ【天国はまだ遠く】https://t.co/BybxZLthE1
ぶっきらぼうなオーナーの優しさと、すこしずつリラックスすることを覚えていく主人公。何もないシンプルさへの憧れや愛情を育むと同時に、今いる自分の場所を改めてしっかり捉え直したくなるような作品。
#2019年1月読書記録
— Y u k a 💐 (@yukakitajima) 2019年1月7日
(5) 村上萌【カスタマイズ・エブリデイ】https://t.co/OcIoc8pCih
「昔から夢は無かったけど次の週末に叶えたいことはあった」という著者がおくる、毎日をほんの少し楽しくする具体的な提案が散りばめられている本で、年始に読むにはぴったり!おすすめ!
#2019年1月読書記録
— Y u k a 💐 (@yukakitajima) 2019年1月8日
(6) 小暮真之【人生100年時代の新しい働き方】https://t.co/anvUl9xBGt
会社の本棚にあった@TFTjp の代表小暮さんの著書!ビジネスだけじゃない、それを超えた人生の端々で参考になるスキル・心がけが書いてある本。さらっと読みやすかったしおすすめ。
#2019年1月読書記録
— Y u k a 💐 (@yukakitajima) 2019年2月2日
(7) 小島健志、孫泰蔵【つまらなくない未来】https://t.co/9y22cQ0Mrv
いただいて読んでみたらとってもおもしろかった本!エストニア行きたいってなったし、自律分散型ネットワークの構築方法もまだまだ応用範囲広いから脳をたくさん刺激された。
#2019年1月読書記録
— Y u k a 💐 (@yukakitajima) 2019年2月2日
(8) 森博嗣【迷宮百年の睡魔】https://t.co/sydS7Ntbnk
前作に比べたら個人的には幾分か熱量低く読んだ作品。終盤は「え!?」とびっくりすることもあり、Wシリーズに繋がる部分もあり、森博嗣が描く世界の歴史をさらに紐解けるという意味では重要な意味合いを持つ。
#2019年1月読書記録
— Y u k a 💐 (@yukakitajima) 2019年2月2日
(9) 三輪舎(出版)【本を贈る】https://t.co/RxvJNuUyDD
本好きにとっては、手にとってしまえば間違いなくとても大切な一冊になる。そして自分の本棚に入っている本にあらためて大きな愛情を注ぐ。そんな本。装丁がなんとも綺麗なのでコレクションとして買うのも最高。
#2019年1月読書記録
— Y u k a 💐 (@yukakitajima) 2019年2月2日
(10) 村上春樹【東京奇譚集】https://t.co/deR9crD1iO
単行本が古本屋さんで100円だったから思わず。気に入らなくてもペットボトルのお茶より安いし良いやっていう気軽さで選んだら結構好きな作品が多かった。『どこであれそれが見つかりそうな場所で』が収録作品の中で一番好き。
#2019年1月読書記録
— Y u k a 💐 (@yukakitajima) 2019年2月2日
(11) 森見登美彦【夜は短し歩けよ乙女】https://t.co/Z34A90bZLJ
最近読んだ本のなかではいちばんがっかり。たぶん期待値が高すぎた。世界観は興味深いし、会話のリズムだって悪くないし、これが映画ならカメラワークと照明めっちゃ独特だと思うけど、うーん、って感じ。
#2019年1月読書記録
— Y u k a 💐 (@yukakitajima) 2019年2月2日
(12) 村山由佳【天翔る】https://t.co/9NjgQHTImt
たしか去年の8月の読書記録ブログで読者さんにおすすめしてもらってから早5ヶ月。ようやく読んだ。すっごくすっごくよかった。わたしが小説良いなって思う理由が全部そこにあった。
#2019年1月読書記録
— Y u k a 💐 (@yukakitajima) 2019年2月2日
(13) 中垣俊之【粘菌ー偉大なる単細胞が人類を救う】https://t.co/3kGtxKNz1q
イグノーベル賞受賞で世間では有名となった研究の解説本。わりとさらっと読める。今後知ってて得することがあるかといわれればないかもしれないけど、知的好奇心を刺激される。
#2019年1月読書記録
— Y u k a 💐 (@yukakitajima) 2019年2月2日
(14) NHK【地球データマップ】https://t.co/mpt97zJYKL
2008年刊行なので情報は結構古いしリテラシーない人が読むとわりと危険だと思ったけど、副教材としてのあるべき姿を学んだ気がする。そういう視点で読むととても興味深かった。
#2019年1月読書記録
— Y u k a 💐 (@yukakitajima) 2019年2月2日
(15) 多和田葉子【地球にちりばめられて】https://t.co/34O7DQjSnl
多和田さんの作品はこれで2冊目。世界観のうみだしかたが独特で、画家が絵を描いている様子をじーっと見つめていたらキャンバスがどんどん継ぎ足されていくしピントもすこしずれていく、そんな感じ。
(わたしの独断と感覚のみで決める) 今月の最優秀作品賞は下の記事でおすすめされて読んだ村山由佳さんの『天翔る』に決定。
こんなにも伸びやかで素直で色彩豊かな文章を書けるの羨ましい。
小説を読む醍醐味は、本来行ったことのない場所に登場人物と一緒に行けたり、彼らの体験や感情を追随できたり、わずか数時間の間に誰かの半生をつきっきりで見られることにあると思う。たまに、「主人公と同じ体験ができる」という人がいるけれど、わたしにとってそれは少し違っていて。あくまでも、それを追っている自分がどう感じるか、というところに焦点がある。だから、良い作品を読むとガードが外れた状態になるし、心がずどーんとしつつもふわふわする、そんな感覚がある。
こういった良さを思い出させてくれた作品が『天翔る』でした!
ちなみに次点で『本を贈る』。本好きにはたまらなかった。ここらへんは正直順位つけづらかった。です。
多和田葉子さんの作品もジャンルが新しくてめちゃめちゃおもしろかったし、『東京奇譚集』は春樹作品への抵抗がさらになくなってフラットに臨めるようになった。
ちなみに読書、ではないけれど、聴いたpodcastがなかなか良かったので記録。
▲これは12月に一回聴いて、もう一回一部分だけ聴き直した
というわけで、2019年1月の読書記録でした!
みなさんのおすすめもぜひ教えてください。
先月の読書記録はこちらから