等身大の自分で叶える、理想の暮らしと働き方 | #DiscoverTochigi

今年4月になってから、お家から仕事をすることが多くなりました。

 

これがコロナが理由だったとしたら、落ち着けばまた行くオフィスがあるのだろうけれど、わたしの場合はフリーランスになったから。

 

アメリカやヨーロッパとの打ち合わせとなると早朝か深夜だし、仕事柄日本の学校の活動時間に合わせて働くとなると夕方〜夜にかけてがほとんど。

本当は朝が好きなので、できれば早起きしたいし、夕暮れ時にはパソコンは仕舞ってゆっくり本を読みたい。だけど、現実はそうもいかない。

 

加えて、夏の間の1〜2ヶ月は海外から仕事をしよう……!と年始に立てていた計画はコロナによって崩れ去り、狭い自宅に籠ることが多くなったからか、気付いたら賃貸サイトを眺める日々が続いていました。

 

 

そんななか参加した、NEXTWEEKENDさんが栃木県庁と実施した「理想の暮らしを形にする、地方移住ワークショップ」。

 

事前に郵送されてきたワークショップ資料に、今自分が暮らしの中で大事にしたいこと・していることを棚卸ししていると、なんとなく感じていたもやもやが何だったのかが言語化されたと同時に、大事にしたいと思っていることがほとんど叶えられる環境に住んでいることも明確に。

 

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だって今もうすでに、ドアツードアで実家まで3時間だし、お部屋からは桜の木も紅葉も見えるし、朝日を目一杯浴びながら起きれるし、周辺には楽しくなれたり嬉しくなれたりする場所がたくさんある(Google Map上で行きたい場所やお気に入りの場所をこの2年半記録していたら、埋まりすぎて道が見えなくなっている)。

 

人工的な光があまり無いのも、空が広いのも、美しいものや知的好奇心を刺激してくれるものに偶然出会える機会がたくさんあるのも、観光で訪れる方よりも地元の方に愛されているところも(だけどお互いの距離が近すぎなくて自分で好きな距離感でいられるのも)、全部好き。

 

今抱えているもやもやは、「働く」「寝る」「食べる」が全て一箇所に集まってしまっていること。自覚していた以上に、どうもわたしにとっては切り替えスイッチが非常に大切らしく、それを意識的につくることが今後暮らしをさらにアップデートする鍵になりそうなことがわかりました。

 

今は、仕事のときだけ点けるライトがあったり、寝るための香りや服、光、温度もある。だけど、どうしても「働く」と「寝る」の距離が50cmだとどちらの集中力も切れやすい。

さらに、「働く」と「食べる」が一緒だから、食べるときは仕事のものを片付けるようにしているけれどどうしてもモードが切り替わらなくて、あんまり味がしないことだってよくある(オフィスにいた頃はみんなでお昼食べに行くことが良い切り替えだった…!)。

 

「食べる」と「寝る」を切り分けるのは今の生活では難しいかもしれないけれど、「働く」を外に出すことはできるし、その価値があると思えたのが、今日のワークショップの収穫です(今まではなんだかんだで「お家の方がまぁ楽だし」とか「カフェ代がもったいない」って思っていました)。

 

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目下の課題は、どうやってライフワークバランスを保ちながら、可処分所得を増やして1.5拠点生活(これも新しいキーワード!)をするか……ということ。

 

登壇された街音の豊田彩乃さんと、NEXTWEEKEND代表の村上萌さん、そして参加された皆さんに自分の相談を聞いてもらうなんとも贅沢な時間を通して、理想の暮らしや働き方を叶えるために無理はしたくない、等身大の自分でいたい、と改めて強く思ったと同時に、

1年に52回しか巡ってこない週末、365回しか巡ってこない朝や夜だからこそ、お家時間を大事にしながら選んだ居住地がもっと好きになるように、お店の常連になったり、行きたいと思っている場所に実際に行ってみることを次の行動として決めました。

 

それと同時に、やっぱり月に1回くらいは東京じゃない街で暮らしたいと思ったり、年に1ヶ月くらいは日本じゃない国で暮らしたいと思うからこそ、今の身軽な立場を活かして罪悪感なく行けるよう仕事を整えていきたい…!

 

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ワークショップの冒頭で萌さんが「選択肢の幅が広がったり、見える景色が変わると良い」って仰っていたけれど、ほんとうに、ほんのすこしの時間でも自分の理想に向き合って言語化するだけで見える景色が変わったし、「心地良い方向にすこしずつずらしていってみるのも良いかも」もまさにそうだな、と。

 

いきなり引っ越したり、そうでなくても壁紙を変えたりオフィスを持ったりすることは難しくても、壁に好きなアートを飾ることはできるし、働くためのカフェを見つけることはできる。

 

理想がわかったら次の行動がわかる。次の行動を今の行動に変えたら、今がより楽しくなる。

 

もちろん理想を描けるような心の余裕があるときばかりじゃないけれど、だからこそ闇が近づいてきたときそれにのみ込まれてしまわないように、こまめに自分ができる範囲でアウトプットを続けていると、光を取り戻すヒントになるのかもしれない。

 

そんなことを考えてここに書いていたら、すっかり日が傾いてきました(そして2000字を超えてしまった)。

贅沢な時間を過ごせた日曜日の午後。NEXTWEEKENDのみなさん、栃木県庁さん、豊田彩乃さん、ほんとうにありがとうございました◎